良さげに見える評判が高い自毛植毛クリニックを発見!
でもいざ症例写真をチェックしてみると…

あれれっ、ちょっとしかないよ。。
これじゃあ、いまいち確信が持てないな…(;´∀`)
これまでにこんな経験をしたことはありませんか?
このページでは、クリニックサイトに症例写真が少ない場合があるのはどうしてか、その理由について植毛歴約20年のカールが解説します。
最初の2つはあまり重要ではない?ですが、3番目の理由はとても大切なので見逃さないようにしてくださいね^^
理由1:開院したばかりで実績がない
ここ数年で多くの植毛クリニックが開院していて、2019年の間にもまた2つほど大きな施設ができています。
その背景には自毛植毛がAGA治療の選択肢として認知され始めた(※)ことが挙げられるでしょう。
1) 2761~2766 ● 日皮会誌:127(13),2763-2777,2017(平成 29)
大手の植毛クリニックで働いて経験を積んだドクターが独立開業するケースも目立ってきていますし、経験のないドクターであっても、資金さえあれば植毛ロボットや専門機械を導入して開業できる時代に突入しました。
こうした背景で比較的最近になって開院したクリニックが後を絶たないんですが、新しいクリニックは当然まだ実績が少ないため、まともな症例写真を載せることができません。
なので、それを埋め合わせるために、クリニック側はカウンセラー等の職員に植毛をしてもらい、半ばサクラ状態で症例代わりに使っている所すらあるようです。
(※ もちろん、先に植毛をしてから後にご縁があってクリニックアドバイザーに転職した方や本当に必要と感じて植毛をしている「フェアー」な方もおられます。)
最近になって実績ができつつあるクリニックサイトでは症例ページに「coming soon」と表記され、経過と共に症例写真が増えていっている状態も見受けられます。(※記事作成時点)
このような場合は、1年もすれば髪が生えそろい一通りの経過画像が出揃うことになります。
ちなみに、開院したばかりで実績が少ない所や見た目が美しい「成功例」を増やしたい病院では積極的にモニター募集をかけています。
対外向けの「宣伝材料」となるかわりに格安で植毛を受けられるサービスを実施していますので、もし経済的なことが負担になって気おくれしているのであれば、それらを利用して植毛に踏み切るのも一つの手かもしれませんね。
いずれにしても、開業したばかりで実績が少ない所では症例写真がないため、そこで植毛を受けるには人一倍の勇気が求められるでしょう。
理由2:技術力のないクリニックには見せられる写真がない
自毛植毛専門ではないクリニックで起きがちな現象ですが、技術力がないばかりに、生えてきても見栄えが悪くなるレベルではカウンセリングの際にも症例写真を見せてくれません。。
HP内でも少量の移植ケースや写真の撮り方を工夫してうまくごまかしたりしているようです。
事実、僕があるクリニックへカウンセリングに行ったときに『症例写真を見せて下さい』と頼んでみると、白黒の画像が出てきて思わず興醒めしてしまったこともあるくらいですので(´∀`;)
「それなら見せないほうがイイんじゃないの!?」と正直感じちゃいましたね。。
自分の植毛パターンと同じタイプ(量・髪型)の症例実績を確認できないなら、そのクリニックは避けておいたほうが賢明です。
そうすると、実力がないクリニックではまともな症例写真は期待できないというのが二つめの理由に当たるわけなんですが…
…でも中には、正当な理由で症例写真を載せていないクリニックもあるんですよ^^
理由3:厚生労働省のガイドラインに従っている
今回、僕がこのテーマを書こうと思ったきっかけがこれです。
上の二つの理由はおまけで踏み台に使っただけでした^^
3つ目の理由を知らないでクリニックサイトを見るのとそれを知って見るのとではだいぶクリニックに対する評価が変わると思うんですよね。
というのは…本当に突然なんですが、今の自毛植毛クリニックのWEBサイトでは加工写真・誇張表現やウソの情報が堂々と掲載されています(´・ω・`)(※記事作成時点)
って、突然カールは何を言い出すんだって感じですよね(;´∀`)
でも、冗談でも嘘でも何でもなくて、多くの自毛植毛クリニックサイトには歪曲・不正確・虚偽の情報が巧妙に含められているんですよ。。
大体どのクリニックHPにも幾つかの誤解を与えかねない不正確で不適切な書き方が散見されます。
まあ、ぶっちゃけこういうことを書くと自毛植毛全般の信用を落としかねないため取り上げないほうがいいかもしれないんですが…たくさん考えたあげく…思い切って書くことにしました。
廻りまわって結果的に業界の浄化に繋がると思ったからです^^
で、どういうことかと言いますと…
厚生労働省は僕たちが公正に各クリニックを判断して不必要なトラブルに巻き込まれないようにするため、医療広告ガイドラインを発行しています。
その中で注目すべき内容が幾つかあるんですが、そのうちの一つが「第3 禁止される広告について」という見出しの中の(6)治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等という部分です。
出典:医療広告ガイドライン医療広告ガイドラインP9にある指針
植毛ルーキーの方からしたら意外なことかもしれませんが、治療の効果を強調するための術前・術後の写真をHPに掲載すると患者が誤認するから掲載すべきではないとハッキリ指示されているんですね。
多くの人達からすれば、症例写真がないと逆に安心できないわけなんですが、厚生労働省は真っ向から逆?の指導をしていて、医療機関や広告媒体等にビフォア&アフター写真を載せないように警告しているわけです。
ちょっと不思議な話だと思いますよね?(;´∀`)?
じゃあ、どういう理由で厚生労働省は「誤認する」と言っているのか理解できたでしょうか?
実は、一般論としてクリニックに掲載される症例写真はドナー部、ヘアスタイル、撮影等全ての条件が良いものだけを意図的に選び、また撮影条件を微妙に変えたりしています。
故意に情報をコントロールしてその類の写真を掲載し、誰でも自分もそうなれると勘違いさせかねないような方法で集客を図っていることが問題視されているんです。
現実の世界では、ドナー部のヘアの太さや体質・条件は一人一人違うので、誰一人クリニック側が掲載している症例写真そっくりになることはあり得ないんですね。
出典:医療広告ガイドライン『個々の患者の状態で治療結果は異なる』
なので、植毛の先進国アメリカのクリニックではカウンセリングの時にテキトーな写真を無作為に見せ、自毛植毛を受ける患者が過度の期待を持たないように良心的な指導をしている医師がいるほどです。
日本でも同じ理由で、例えばヨコ美クリニックはホームページ上で夢を見させるような症例写真を一切載せていません。現実的な症例を二つ三つ紹介しているだけです。
でもカウンセリングでは先生の頭を含めて(医師自身が3回植毛している)納得できる症例写真を飽きるほど見れることは…あまり知られていないかもしれませんね。
(※ ちなみに、同じガイドラインには『通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を付した場合についてはこれ(禁止する広告)に当たらない』と制定しているため、以上の条件を満たした範囲内なら症例写真を掲載しても問題はありません。)
こうしたガイドラインの方針を受けて、ヨコ美の今川先生は「私は歓迎すべきだと思いますが、一部のクリニックが網の目をくぐってルール破りをすると規制を守る正直者がバカを見ることになるのが心配です。」と発言をしています。
植毛は同じような内容の施術をうけても結果は個人個人違います。
その一番の原因はドナー部のヘアの太さです。
仮に平均の太さの方より10%細いヘアなら0.9×0.9=0.81で8割しかボリュームアップが得られませんし、20%細い猫毛の場合には6割になってしまいます。
ビフォーアフターは例外なくドナー部、ヘアスタイル、撮影等全ての条件が良いものを使います。
具体的には
・ドナーの太い方を恣意的に選ぶ。
・撮影の角度も正面からのものが多く、透けて見えやすい上から撮る角度の写真はまれ。
・一番濃く見えるオールバックのヘアスタイルを多用する。
・術前は少し色調を明るくしたりして薄く見せ、術後は逆に濃く見えやすい条件にする。
クリニックによっては修正写真も使っているという噂もあります。
つまりビフォーアフターはそれを見た方が自分もそうなると勘違いさせる集客のためのおとりです。
アメリカはともかくEU諸国はビフォーアフターを禁止しています。(略)
私は歓迎すべき傾向だと思いますが、一部のクリニックが網の目をくぐってルール破りをすると規制を守る正直者がバカを見ることになるのが心配です。出典:ヨコ美クリニック
お伝えしたとおり、日本の厚生労働省も自毛植毛クリニックを含めたすべての医療機関に不当に誘引しかねないビフォア・アフタ写真を載せないよう指導しているので、ヨコ美クリニックのような良心的なクリニックではそれを遵守しながら運営していることが理解できるわけですね。
とはいえ…
え~、でも魅力的な写真がたくさんないとやっぱり不安だなぁ~(((゜゜)))って感じますか?
正直な話、誰でも最初のうちはそうかもしれませんね(´▽`*)。。
でも興味深いのは、僕たち消費者側も経験が増して目が肥えてくると、たとえ症例写真があってもそれが単に「客寄せパンダ」用なのか、或いは純粋に『治療内容』を伝えるためのバランスの取れた掲載手法なのかが分かってきます。
出典:医療広告ガイドライン植毛医療にも『客観的で正確な情報』が重要
もし仮に、今のあなたがモデルのような完璧なビフォア&アフター写真を見て感激している状態なら、自毛植毛はまだしない方が賢明かもしれません。
植毛クリニックHPに症例画像写真が少ない理由まとめ
以上で考えてきたことを僕たちは留意していかなければいけないわけですが、でも逆に言うと、こういう「襟を正してくれる」ガイドラインと自毛植毛クリニック業界の現状を冷静に比較してみれば…優良なクリニックが自然と浮かび上がってくると思いませんか?
今の日本の植毛クリニックは医療の枠を超えて商売合戦さながらの状態がWEB上で続いています。
派手な謳い文句・強引な比較表、幻とも言える症例写真を載せて集客を図っているクリニックが少なくありません。
でもその一方で、サイト上では健全な姿勢で淡々と事実(客観的な情報)だけを公衆に発信し、正式なカウンセリングな場では患者個人が必要とするもの(その人に必要な症例写真・最適な植毛プラン)を誠実に提供しているクリニックが存在しています。
なので、こうした状況を上手に活かして成功を掴めるかは、ひとえに僕たち一人一人の見方にかかっていると言えるかもしれませんね。
自毛植毛業界全体の信用度を落とすような現実(タブー)を今回は思い切って暴露しちゃったわけですが、間違ってもこの業界に失望して植毛の意欲をなくすのだけはよしてくださいね。。
勇気を出して告発したことがすべてパーになってしまい本末転倒になっちゃいますので(;´∀`)・・・
よくもやってくれたな(((`^´)))
暗黙の了解のうちにみんな(業界)で触れないようにしてきたのに…
そんな大先生の声がどこかから聞こえてきそうでちょっと怖いんですが…
もしいつの間にかこの記事が削除されていたら、カールの身に何かあったと考えていただいてOKです(;´∀`)
何はともあれ、僕が理想のクリニックを見つけて幸せをつかめたように、きっとあなたも自分の理想を実現してくれるクリニックを見つけることができます。
そのために必要な大切な鍵をあなたにも受け取っていただきたいと思います。
つまり、
クリニックサイトに症例写真が見られない = 信頼できないクリニック
とは限らず、
ホームページに魅惑な症例写真が見られない = 誠実なクリニック
であり、
不当な症例写真を載せているクリニック = 規定違反が疑われるクリニック
ということを覚えておいていただければと思います^^
最後までお読みいただきありがとうございました^^
追記:カールさんはどこの病院を利用されたんですか?という問い合わせが多くなってきたので、カール本人の症例もご紹介しておきますね。
↑M字ハゲ時代↑
治療内容 | FUT法で生え際付近に2250株の自毛植毛を実施。 |
費用 | 3回合計150万円(税抜) |
主な副作用・リスク等 | 一時的な痛み、赤み、熱感、抜け毛、くせ毛、つっぱり感、感覚の鈍さ、膨隆、腫脹、瘢痕等が生じる可能性。 |
注意点 | 植毛の結果は人それぞれで異なります。あなた自身の施術が他の症例と同じになることはありませんのでご注意ください。 |
↓自毛植毛した現在↓
施術から18年経過
現在もフサフサのまま^^
僕はヨコ美クリニックで植毛施術を受け、前髪を理想の状態にしてから、AGAの部位は育毛剤や発毛薬で守ってきました◎
なので、あなたも自分にふさわしい方法を見つけて取り組むなら、今の悩みを確実に解決していけるはずですよ。
カールはあなたの治療計画を本気で応援しています^^
こちらのページではヨコ美クリニックの気になる植毛施術の特徴・症例・費用等をどこよりもわかりやすく掲載いたします …
【植毛クリニック一覧表】
※ 費用欄は1000株移植したときの料金です。
※ 最終確認はご自身でお願い致します。
※ 無料カウンセリングは一覧表の「公式HP」から簡単に申し込みができます。
※ サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。